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大阪がん予防検診センター 所長  黒田 知純

  第4回 2009/02/27   

今、話題のメタボリック症候群について

平成二十年四月からメタボリック症候群の概念を取り入れた特定健診・保健指導が開始されています。具体的には、内臓脂肪蓄積を反映する腹囲、血糖や脂質などの血液検査データ、血圧、喫煙歴などのリスク要因から保健指導レベルを設定し、該当者には個々のレベルに応じた支援を行い、治療の必要な生活習慣病の患者になることを早めに予防しようとするものです。

関心の高い内臓脂肪蓄積を反映する腹囲に関しては、男性では 85cm、女性は90cmが基準値の上界となっています。特に注目されているのは、貯まりすぎた内臓脂肪から種々の生理活性物質の異常分泌が起こって、高血糖、高脂血症、高血圧となり、最終的には心筋梗塞、腎不全、脳梗塞などの動脈硬化性疾患を引き起こしてしまうことです。

しかし、内臓脂肪は、皮下脂肪に比べて運動やダイエットで比較的容易に減少すると言われていますから、適切な保健指導により内臓脂肪を減らそうとする努力は、健康寿命の延長に結びつくことは間違いのないことと思われます。対象者は、 40才から74才まで。血圧降下剤などを服薬中の人は、医療機関で管理を行うのが適当と考え、保健指導の対象には入りません。
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